藍のおはなし/はじまり

  • 2012.03.24 Saturday
  • 17:02


 

ブログを始めたら一番に書こうと思っていたこと、琉球藍との出会いのお話。

なかなか書けぬ間に、もうこんなに経ってしまったけれど
時を遡ってお話ししたいと思います。

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私たちが自分で育てた藍で染料を作って染めたい、と思い始めた時から
いったいどのくらい経つんだろう。


千葉にいる時、徳島から送って頂いた藍の種を蒔いて収穫した
ほんの少しの葉っぱで生葉染めをした。

お腹の大きな私は、ふうふういいながら暑い夏の庭で作業。
初めての自家製の藍で染めた色は
夏の空の色よりも淡い透明な水のような色で
生まれてくる子の名に藍という字を入れたいと
思い描かせてくれました。

天藍(てら)という名の赤ん坊をベビーカーに乗せ、夫と交代であやしながら
敬愛する角久子さんの開催する東京での染色の講座に一年間通いました。

角さんの講座の中で蓼藍の種を蒔き、育て、生葉染めではなく、沈殿藍を作り
それを発酵させて(藍立てして)染めるという一連の仕事を教わりました。

沈殿藍は泥藍とも呼ばれ、古くから世界中で作られていましたが
日本では保存と流通に長けたすくも藍が広まり、
すくも藍を使って各地の紺屋が染める、分業のスタイルが主流となったようです。

鴨川の皆と歩いて行き来できる小さな村のような形で暮らし、
お米や醤油を共に作るように、暮らしのなかで藍を作り、皆の衣を染める。
暮らしのなかで衣食住が循環する、そんな夢も半ばでここ沖縄へやってきました。

もともと友人たちが暮らし、訪れたことのある土地とはいえ
こころ細く、一旦すべてがリセットされた、そんな気持ちでした。

お家探しをして本部半島をドライブしていたとき、
目に入ったのが「琉球藍製造所」の看板。

一年前に、知人が育ててみたらと千葉に送って下さった琉球藍の
苗がさっと目に浮かびました。

私たちの暮らし始めたところは琉球藍の産地でした。

つづく













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